ETFに興味を持ったきっかけ
株の勉強をするといいながらまず最初に買った株は「個別株」でした。
ETFという言葉を知らず、見たことはあるけど知らない会社だなんて思っていました。
ETFって会社の名前じゃなかったんだね。
が、しかし株の勉強を進めれば進めるほどよく出現するワードが「ETF」。
これはきっと大切な株なんだと思い勉強をおろそかにしていましたが、ETFについて勉強を始めることにしました。投資のプロたちの大半が「ETF(VTIまたはVOO)を買うべき」という言うのが気になったのです。今ではETFをこの初期の段階で勉強してよかったと思っています。
ETFとは?
ETFとはフルーツでいうとフルーツの詰め合わせパックのようなものです。
1口の中にいろいろな株の銘柄が入っています。
もっと詳しくいうと個別株はリンゴのみ、ETFはリンゴもブドウも梨も苺もといった感じです。
ETFはそもそもExchange Tranded Fundの略で上場投資信託のことです。投資信託との違いはいくつかありますがその中の一つが会社が上場しているか非上場かという違いです。
ETF=株式上場
投資信託=株式非上場というわけです。また投資信託は銀行や郵便局でも購入できますがETFは証券会社でのみ取り扱いがあります。
なんだかお買い得そう!
ETFと言っても種類はさまざまで日本株のETFであったり、米国株のETFだったり、新興国のETFだったりETFの中でも銘柄がたくさんあります。投資がしにくい国の株もETFなら手軽に投資ができることもあります。売買方法は個別株と同じようにできます。
ETFのメリット
①少ない資金で分散投資ができる。
②売買のタイミングについて自由度が高い
③信託報酬が低い
ETFのメリットは大きくこの3点。
一つずつ見ていきたいと思います。
①少ない資金で分散投資ができる。
あの株も気になる!この株も気になる!といってもいろいろ買おうとすると少ない資金ではまず無理・・・。例えばA社10万円、B社10万円、C社10万円を個別株で買おうとすると30万円必要ですが、A社・B社・C社全てが入っているETFを買うときは5万円で買えるのです。A社に10万円投資し、倒産すると株の価値は0円になりますが、ETFを買った場合にA社が倒産したとしても他の企業があるので価値が0円になるということは考えにくいです。
②売買のタイミングについて自由度が高い。
非上場の投資信託は1日1回取引と決まっているのに対してETFは個別株のようにリアルタイムで取引が可能です。売りたいときに売り、買いたいときに買うことができます。
株が急落し始めたときに非上場の投資信託はすぐに売れず(確定金額まで時間がかかる)、どんどん下がる可能性もありますが、ETFはすぐに売りに出せるのでいざというときにこれはありがたいメリットです。
③信託報酬が低い。
ETFは信託報酬が比較的低いです。
信託報酬とは経費のこと。投資信託を管理してもらうために支払います。これは純資産額によってことなり、指定のパーセンテージで計算されて天引きされます。
海外ETFの場合は手数料が高い場合もあるので注意です。
ETFデメリット
メリットは理解できましたか?デメリットも見ておきましょう。
①自動積立ができない場合が多い。
②価格の乖離
①自動積立ができない場合が多い。
ETFを購入すると決められた配当金をもらうことができます。
投資信託であればその分配金を再投資するのに自動で行ってくれるのですが、ETFの場合は自分で買い増ししなければならないのが手間です。
②価格の乖離
ETFには価格乖離のリスクがあります。
市場価格と基準価額というものがあり、
市場価格はリアルタイムで変動する売買取引価格(株と同じ)
基準価額は1日に1回算出され、ETFが保有する原資産の時価に応じて変わる仕組みです。
何が問題か?
市場価格が基準価額よりも高い場合に買ってしまった時に割高で買ってしまうということが起き、これがデメリットとなるのです。
ETFに関して致命的なデメリットは見当たりませんでした。
VTIとVOO
VTIとVOOはアメリカETFの人気銘柄です。
投資の神様と呼ばれるウォーレンバフェットは2019年にVOOを購入しています。そしてそれ以前には奥さんに「自分が死んだ後はETFのVOOを買うように」とアドバイスしたとも言われています。
投資のプロたちがETFの話をするときにおすすめしているのは「VTI」と「VOO」という銘柄。
アメリカのETFだそうでこれを買っておけばまず間違いないだろうというので
買おう!
と決意したわけです。しかし、言われるがまま買うのは危険
自分でもきちんと調べてから買おうと思い、お勉強したのでその内容をシェアします。
VTIとVOOはどちらもアメリカ・ヴァンガード社が運用しています。
●VTI
ヴァンガード社の中でも運用資金が総額8兆円にものぼるので超巨大ETFです。
日本最大企保のTOPIX連動型ETFでも1兆5000万円ほど。比較するとどれほど大きい規模か一目瞭然です。
約3600銘柄を含む→中小株も含む
CRSP US total marketに連動
配当利回り:1.61%
配当実績:2.7ドル
信託報酬:0.03% (経費)
▼VTI主な構成株銘柄(2020年11月末)
Apple | APPL | 5.0020 |
Microsoft | MSFT | 4.42200 |
Amazon | AMZN | 3.68200 |
Facebook Class A | FB | 1.81800 |
Alphabet Class A | GOOGL | 1.44000 |
Alphabet Class C | GOOG | 1.36200 |
Berkshire Hathaway Class B | BRK.B | 1.16400 |
Tesla | TSLA | 1.15500 |
Johnson&Johnson | JNJ | 1.04000 |
JPMorgan | JPM | 0.98100 |
●VOO
510銘柄を含む→大型株のみ
S&P500に連動
配当利回り:1.58%
配当実績:5.3ドル
信託報酬:0.03% (経費)
3年トータルリターン:13.1%
▼VOO主な構成株銘柄(2020年11月末)
Apple | APPL | 6.34000 |
Microsoft | MSFT | 5.36600 |
Amazon | AMZN | 4.46880 |
Facebook Class A | FB | 2.20600 |
Alphabet Class A | GOOGL | 1.74600 |
Alphabet Class C | GOOG | 1.71200 |
Berkshire Hathaway Class B | BRK.B | 1.48200 |
Johnson&Johnson | JNJ | 1.26200 |
JPMorgan | JPM | 1.19000 |
Visa | V | 1.16600 |
どちらもコロナショックはあったものの上がり続けているね!
・VTOとVOOの分配金利回り、経費、リターンは大きな差がない。
結論:どちらに投資するかは好みの問題
えぎが買ったのはVTIか?VOOか?
VTIを購入しました
本当はVOOがよかったのですがまとめて買うとなると金額の負担がVTIよりも大きく、実は泣く泣くVTIを買ったのです。VTIとVOOでは1口あたり2021年1月14日現在140ドル以上価格差があります。お金があればVOOをまとめ買いしたかったです。
SP500に入るというのはかなり厳しい審査をクリアした企業だけでどれも有名企業のみ。
これからほぼ確実に成長していくと思っています。
が、VTIを買ったのもメリットがあります。VOOには含まれない小型株にも投資しており長期的にみるとパフォーマンスはいいということ!数十年後に期待ですね!
ETF運用会社が倒産したらどうなるのか?
ETFの構成銘柄に含まれる会社が倒産してもETF自体の価値が0になる可能性は低いと先に記述しました。ではETF運用会社が倒産したら?を調べてみました。
ETF運用会社が倒産しても私たちが購入したETFは保護され他の運用会社に引き継がれるまたは繰上償還(満期日よりも早く返却すること)になるそうです。またヴァンガードを見て考えると急な倒産というのも考えにくいビジネスモデルです。ヴァンガードのETFを購入すると購入者はバンガードの株主にもなり、ヴァンガードのETFを購入するということはヴァンガードを支えるということと等しくなるからです。
万が一のケースをどうしても想像してしまいます。でもこれはちょっと安心。
まとめ
【特に勉強になったこと箇条書き】
・ヴァンガード社のETF(VTI・VOO)は経費が0.03%と他ETFに比べ安い。他のETFは0.08~0.09%というものが多い。
・VTI、VOOだけでなく外国ETF全ていえるが為替リスクは考えた方がいい。円高で円に戻すと大損する場合も。為替手数料も考慮必須。
・ヴァンガード社のVTI、VOOは単価が高め。
・着実にVTI、VOOは成長しており数十年後に期待がもてる。
調べれば調べるほどETF、特にヴァンガード社のVTIとVOOはシンプルで分かりやすく、私のような株初心者にもとてもいいなと思いました。投資のプロたちがおすすめする理由も今なら分かります。
ETFは少額積立をしようとすると手数料の問題などで積立には向かないという意見もあります。
ETFや株の買い方については本当に個人の意見がいろいろあり、
私もこれからどうするか考えたのですが、私は10万円ほど貯まったら一気に買うという手法でいきたいと思います。
VTIを買うにしてもVOOを買うにしても大切なのは長期投資!
20年以上は保有する覚悟で購入しました。少しでも老後の資金になってくれるといいなと思っています。そして「株?分からない!」という日本の家族にもおすすめしたいです。
コロナショック後の回復&上昇!これは優秀だからに違いないと信じています!
▼VTI、VOOはどこの証券会社でも購入可能!
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